イギリスの車生活によってラジオが身近な存在に

―テレビ局アナウンサーであったレイチェルさんがラジオの世界に入ったキッカケを教えてください。

「イギリスに6年弱住んでいたのですが、車に乗る時間が圧倒的に増えたことで、ラジオという存在がとても身近になったんです。通勤時など移動の時はずっとラジオが流れていて。その後日本に一時帰国の際に友人に誘われてラジオのワークショップに足を運んだ時、スカウトして頂いたのがキッカケです。未知の世界の扉をわくわくに従って、欲も目標もないまま扉をノックしたらその先に面白い世界が待っていたという感じです。」

―レイチェルさんにとってのターニングポイントはありますか?

「テレビ局アナウンサーとしてキャリアをスタートしたので、アウェイ感はもちろんありました。自分がやっていていいのかとずっと葛藤を抱えながら仕事をしていたのですが、東日本大震災の後、「ラジオを聞いてきてよかった」「救われました」などの声を頂くようになり、上手い下手とかではなく、自分の心や想いをしっかり電波に乗せれば一人でも癒やされてもらえるではないかと、心から思えたんです。噛んでも下手でもいい。それよりも心だよね、と。葛藤は減っていったものの、真摯に向き合いたいと思い毎日勉強に励んでいたんです。そんなある日、ディレクターさんから「勉強熱心なところはすごくいいんだけれど、レイチェルさん自身が心から楽しんでいなかったら、その楽しいというバイブスは届かないんだよ。怠けていいという話ではなく、もう少し気軽でもいいんじゃないかな」という言葉をもらって、また更に腑に落ちたんです。気楽さというものを意識しながらでも真摯に向き合うことは出来るんだと。それをキッカケに、“やらなきゃ”から“やりたい”にシフトしていけるようになりました」

新しく始めたYou Tubeでは念願だった人生相談もスタート

―You Tubeチャンネル「レイチェルチャンネル」はそういった“やりたい”から生まれたものでしょうか?

「いつか、誰かの悩んでいることをお聞きしたり、力になったり、ヒントになるような番組を出来たらいいなとはずっと思っていたんです。ステイホームの時期、今までずっと忙しかった私にも時間の余裕が出来たので、気楽な気持ちで始めてみようかなと思い、まずやってみなければ分からないと始めてみました。そうしたら楽しくて、これなら続けられると思ったんです。フリートーク、コメントを読む、音楽をかける、そしてやりたかった人生相談も出来る!と、本当に楽しくて」

―YouTubeということでラジオとはまた違う部分もきっとあったかと思います。

「YouTubeといっても私のチャンネルは声だけなので、ほぼ同じかもしれないです。ただ、自分で作っている番組だという事が大きな違いですね。何を話すかは直前まで決めず、その日の雰囲気でやっています。1行だけサムネイルに書くタイトルだけ決めて、そこからフリートーク。数十人からスタートしてゆっくりと成長している番組なのですが、実はリスナーの方々は私がラジオパーソナリティだとは知らない方ばかり。悩み事で検索してたどり着いている方が多いみたいで、そのおかげでしっかりと聞いてくださっていると感じて嬉しいです。積極的な告知もせず、口コミでゆっくりとオーガニックな形で成長していったらいいなぁと思っています。皆さんの相談や悩みをお聞きするにあたり、自分を整えていくということもとても大切。1日最低20分メディテーションの時間を作り、思考を休めるようにしています。それに、私の今までの様々な経験が役に立ったりすることもあり、無駄なものは無いんだなぁと実感しています」

―レイチェルさんと言えば、“相談”はもちろん、“眠くなる声”という検索でたどり着く人も多いのでは?

「眠くなるなどの感想は、ラジオの時にも番組宛てにお声を頂いていたのですが、最初は「聞いてもらえないんだ…」といいことだとは思えなかったんです。けれど今は、もしかしてこれは自分の特技なんじゃないかと思えるようになりました。プライベートではお酒が好きで、特に日本酒が好きなのですが、いつの間にか“酒サムライ”を叙任したりもして、YouTubeでは日本酒コミュニティもあるんです。楽しいと思うことを素直に伝えていくことで、自然とそれが仕事になっていくんだなと実感しています」

免許はないけれど、車が好きルマンに足を運べたのはいい思い出

―ラジオが身近な存在になったのは、イギリスの車生活ということでしたが、運転免許はお持ちではないとか?!

「そう、免許はないんです。前に取ろうとは思ったのですが、「レイチェルさんは運転しない方がいいね」と言われていて…。おっちょこちょいだし短気だからかな。今は短気はすっかり丸くはなりましたが、レーサー向きな性格だと自分でも思います。でも車はとても好き。メカニックとか、手仕事、職人さんなどにとても惹かれるんです。だから免許はないけれど、車は好きです。夫が結婚式直前に免許をとったので、今ちょうど車を買おうと探しているところです」

―ル・マン24時間レースに行ったことがあるとお聞きしましたが、どうでしたか?

「友人が参戦するということで、応援がてら友人と2人で行きました。その参戦した友人は3年目に表彰台に上がり、私は彼女にインタビューしたり番組で2年ほど追いかけていたので、とても嬉しかったです。ル・マンに実際に足を運んで感じたのは、ル・マンで走っているレーシングカーがこの世の最新の技術であるということ。職人さんやメカニックが好きな私はそれだけでも大興奮。そして会場の大きな芝生で子どもたちが楽しそうに遊んでいる姿も印象的でした。免許がない人、子ども、誰でもエンターテイメントとして楽しめる場所だったんです。カメラも車のフォルムも好きなので、たくさん写真も撮りました。また行きたい場所のひとつです」

標高1500mの場所での新生活。また新しい扉がひとつ開いていく

―お引っ越しをすることで、また生活がガラリと変わりそうですね。

「標高1500mの場所に土地を見つけ、そこに家を作っている最中です。ステイホーム期間によって、家でも仕事が出来る部分が増え、ちょっと遠くに住むことが可能だと気づいたのがキッカケ。それに、今2才半のコーギーが家にいるのですが、もっと伸び伸びと暮らせるようになるので、それも嬉しいですね。

もちろん最終的には設計事務所にお願いして図面を作成してもらったのですが、実はその前に理想の間取りをソフトウェアを使って見よう見まねでイメージしてみたり、そういう時間も楽しかったですね。私の1番の希望はお酒が似合うバーカウンターテーブル。

仕事と遊び、どちらもいいバランスがとれてクオリティライフが上がるのではと、新生活が今から楽しみ。それに伴い、雪道を走れて犬も乗れるような車高の高い車を探しています。2台目にはキャンピングカーが欲しいなぁという夢まであり、どれを買うのかはもう決まっているんです(笑)」

「未知の世界の扉を、ワクワクに従って欲も目標もないままノックしたら、その先には面白い世界が待っていた」と笑顔で話していたレイチェルさん。YouTubeや新居、とワクワクに従って新しい世界の扉を開き、楽しみながら輝いていました。

FINE TUNE RADIO – レイチェルチャンネル www.youtube.com/c/rachelchannel

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