サマードライブというお題を踏まえて、都市部から近郊のリゾート地へ至るルートを想像しながら選曲。ハイエイタス・カイヨーテの新曲から徐々にテンポを上げ、中盤のジョーダン・ラカイで一息。以降は、軽快だが体温が上昇し過ぎないイメージでまとめた。ひと口に「ジャズ」と言っても、今やその枝葉はR&B、ヒップホップ、インディ・ロック、アメリカーナなどの影響を取り込んで様々な方向へと伸び続けている。当たり前な「サムシング・ジャジー」の枠内にはとても収まらない、現在進行形ジャズ(及びその周辺アーティスト)の多様性と柔軟さも、ここから感じ取れるはず。

Summer Drive Tunes #1 JAZZ
Selected by
Masatoshi Arano
12 曲, 1 時間 1 分

荒野政寿

荒野政寿

1972年東京生まれ。音楽誌『クロスビート』監修の書籍&ムック、『Jazz The New Chapter』『AOR AGE 』などムックの編集を担当。ハービー・ハンコック、プリザヴェーション・ホール・ジャズ・バンドなどライナーノート執筆も多数。

景色が色づく大人のサマードライブチューン 【シティ・ポップ編】

70年末から80年代にかけて人気を博した元祖シティ・ポップは21世紀に入って再解釈・再評価の波が徐々に高まり、その人気はストリーミングサービスの広がりによって世界的にも広がっている。都会的で洗練されたメロウなサウンドは、スムースなドライビングのBGMにぴったり。

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