“千葉には走るべき絶景ロードがある”
銚子マリーナ
君ヶ浜海岸
ニッポニア
早朝、アクアラインを抜け房総を横断する
絶景ロードを堪能するなら、まずは早起きを。神奈川県川崎市と千葉県木更津市を結ぶ「東京湾アクアライン」は東京湾の海上と海底を駆けることのできる自動車専用の有料道路。途中、悠々と登ってくる朝日を望むことができたら、この先のドライブも幸先よし、に違いない。
大海原に並走し、波の音、風の匂いに旅の始まりを感じる
九十九里有料道路
千葉県随一の砂浜海岸である九十九里浜に沿って延びる全長17.2キロのシーサイドライン。ビーチと並走しながら、ここではウィンドウを全開にして海風を車中に取り込みたい。何にも遮られることなく広がる大空と、海を渡る風の匂いに、いままさに旅が始まったという実感を得られるはずだから。
風が砂浜に描き出す風紋に、大自然の不思議を見る。先を急ぐ旅ではなし、ゆっくりと深呼吸__。
九十九里の秘境に通じる一本道を行く
九十九里ビーチライン
九十九里有料道路の終点である片貝から、銚子に至る一般国道。名前ほどビーチ沿いに走行できるわけではないが、砂浜へアクセスできる側道が多数あるため、まずは蓮沼海浜公園の展望塔へ立ち寄ることをおすすめしたい。パームツリーやエキゾチックな植栽に、ここはカリフォルニア? という異国情緒を楽しめる。
東洋のドーバーの頂きを走る
銚子ドーバーライン
ドーバーといえばイギリスとフランスを隔てる最狭部の海峡を指すが、その石灰石層の岸壁と同じような絶景を楽しめるのが、ここ房総の屛風ヶ浦だ。「東洋のドーバー」の名で親しまれている断崖の上をひた走る「銚子ドーバーライン」は、ゆるやかなアップダウンを繰り返しながら、気持ちのよいストレートが犬吠埼に向かって延びていく。
千葉の豊穣の大地を知る
東総広域農道エリア
川崎市を起点に房総の海沿いをドライブしてきたが、ここで内陸へ。景色は一転、田園の中を進む農道にあって、まず目に入ってくるのは風車。このエリアは標高40~50mの台地形であり、東南北の三方を海に囲まれているため、通年で風速6m/s前後の強い風が吹いている。そこでここには風力発電所がいくつも建設され、一大ウインドファームとなっているのだ。田園のなかに風車が点在する景色はどこかヨーロッパを思い起す風景でもある。
FIRST DRIVEがおススメするドライブ旅行
『海を駆け抜け、まだ知らないノスタルジーの街へ』
FIRST DRIVEが提案する旅は、ナビゲーションが推奨した目的地への最短ルートを辿るのではなく、感動で心震わす最"感"ルート(ドラマティックルート)を駆け抜けます。 見知らぬ大地を知る感動と、クルマのドライバビリティに心躍る瞬間をお届けします。