関東や中部地方で暮らす都市生活者にとって、伊豆半島はもっとも身近なリゾートのひとつだろう。城ヶ島や修善寺、伊豆高原など、一度は訪れたことのある人は多いはず。では西伊豆はいかがだろう。数はぐっと減るかもしれない。その理由は、「ここは陸の孤島ですから」と地元の人々が自嘲気味に笑うアクセスにありそうだ。

 今回は単純な陸路に頼らず、清水港から土肥まで「駿河湾フェリー」で航行するという変化に富んだルートを採用することにした。航路をとることで、ひとときステアリングを手放し、穏やかに凪ぐ駿河湾と土肥からの海岸線ドライブとのドラマティックなコントラストを楽しんでいただきたいとの想いからだ。

 その後、山間を駆け抜ける西伊豆スカイラインを経て、築300年の古民家をリノベーションした話題のスモールラグジュアリーリゾート「LOQUAT西伊豆」で羽を休めるという、都心からおよそ4時間のトリップ。紺碧の海原、海岸線、ヒルクライムと多彩な魅力に富んだ西伊豆を知れば、もうアクセスが不便だとは言いたくない。楽園はこんなにも、すぐ近くにあったのだ。

全4回にわたって、その魅力をお伝えする。

西伊豆アドベンチャー
#1 航路で一気に楽園へワープ!

静岡・清水港と西土肥漁港を結ぶ「駿河湾フェリー」に乗れば、西伊豆まで一気に到達。しばしステアリングを手放し、海風を感じてみよう。旅に出たという解放感と高揚感に、グーっと伸びをしたくなるはずだ。日本一水深が深いという駿河湾はどこまでも青く、透明。船を追ってくるように泳ぐ魚影をいつまでも見ていたくなる。

西伊豆アドベンチャー
#2 ヒミツにしておきたいほぼプライベートビーチ

海岸線をゆったりとドライブできる沼津土肥線で、ヒミツにしておきたいスポットを発見した。鳥のくちばしのように長く砂浜が伸びた御浜岬と、「水質がとくに良好な海水浴場」として環境省にも認定された井田の浜。どちらもいまだ余り知られておらず、プライベートビーチのように楽しめる稀有な場所だ。

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